~住まいが支える学びの継続~

 

 

公的支援が届かない学生に対し、事業に賛同頂き、寄付のお願いをしています。

 

〇背景

コロナ禍終了前の2022年11月から、大学生・専門学校生・高校生が家族関係(家族からDV等)や家庭環境(ストーブを使えない、洗濯機が使えないなどの貧困等)を背景にした、緊急避難の相談があり、受け入れをしてきました。2024年2月から学校に通い続けること、卒業後の暮らしが安定するまでの期間サポートするため、学生向けの緊急避難スペース設置(2部屋)し、活動を開始。2024年4月~2025年3月までの間に、26名の学生からの相談があり、受け入れを行ってきましたが、満床のことが多く、充分な受け入れが出来ませんでした。

 大学生や専門学校生などへの支援体制は、まだまだ不十分です。特に生活保護など公的なサポートが届きづらい現状があります。シェルター退所に向けたアパートを借りるための入居費用や家具家電を揃えるお金などを「アルバイト」をしながら貯めるしかありません。そのため、シェルターの利用期間も長期化します。

 

【2024年度実績】

住まいを失ったか方シェルター平均利用日数:30.5日

学生向け緊急避難スペースの平均利用日数:158日

 

私たちは「住まい」というキーワードを中心に支援していますが、学業を続けるためには、学校までの交通費、食費、衣類、そして新生活の準備など、さまざまな側面からの支援が求められています。

切迫した状況の中、避難をしてくるため、着の身着のまま避難してくる学生が非常に多かったです。

学生向け緊急避難スペースの設置だけでは不十分なことから、今年の4月1日から名称を学生向けユースサポートハウスとして、大学生や専門学校生等を対象とし、学生向けの緊急避難スペースの他、学生向けのシェアハウスを開設することに決めました。(男性2名・女性名)

 今後さらに多くの相談が来ることが予想される中で、新たなスペースの確保が急務と考えています。この取り組みに共感し、力を貸していただける方を募集しています。寄付というかたちで、学生の未来を一緒に支えていきませんか?

 

【利用したKさんからの声】

激動の半年でした。命の危険を覚えて家出を決意したのはいいものの、それを支えてくれる方々がいなければどれも上手く事態は動きませんでした。JOINを紹介されたのちコミュニティワーク研究実践センターに繋いでいただき、学生緊急避難スペースを利用させていただきました。思えばここでの生活がなければ今後生きる上での準備はできませんでした。住居はもちろん、食品や交通費の支援もいただきながら、行政の手続きについての助言もいただいて生活基盤を無事整えることができました。周囲の人の手助けあってこそ頼ることができたので、自分一人で悩まないことが大切だと痛感しました。人生の恩人としてこれからも応援していきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

〇どうして寄付が必要か?

①大学生や専門学校生は生活保護の活用が出来ず、現場としても厳しい状況にあります。また、緊急避難スペースを出た後の新生活を準備するための費用についても課題となっています。大学生や専門学校生は公的支援がほとんどなく、アルバイトをしている方もいますが学業との兼ね合いからそれほどの収入にはなりません。

②学生向け緊急避難スペースを出た後の生活を支えるため、札幌市の市営住宅を借り上げましたが、

学生向けのシェアハウスを開始するため、改修費用や家具家電の購入費用もかかります。

 

【想定している使い道】

〇学校までの交通費(実費分・定期代の支給)

〇学校での食事代

〇身なりを整えるための購入費用

〇衣類や下着、生理用品等を購入する費用(女性が多いため)

〇学生緊急避難スペースが満床のため際、新たに1部屋増室する部屋の家賃・光熱水費

〇学生向けシェアハウスの開設費用(改修費1部屋約100万円・家具家電購入費用約30万円)

〇その他、必要な費用

 

※寄付は以下の口座にお願いします。振り込みをする際、氏名と学生向けユースサポートハウスと必ず記載して下さい。

【銀行の場合】

 振込先:北海道銀行 札幌駅北口支店

 口座番号:普通預金 1162635

 口座名:特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センター 理事長 穴澤義晴

 

【郵便局の場合】

 口座番号:02700-8-101363

 加入者名:コミュニティワーク研究実践センター

 

【お問い合わせ】

NPO法人コミュニティワーク研究実践センター

担当:湯澤(080-3265-8832)