(WEB版調整中です。)
「支援金が2倍:コロナ緊急-北海道
仮住まいから『本当の住まいへ』」活動報告書
※活動報告書をご覧になる際は活動報告会も併せてご視聴下さい。
活動報告会は、NPO法人コミュニティワーク
研究実践センターチャンネルにて放送しています。
ご挨拶
今回は、私たちコミュニティワーク研究実践センターのクラウドファンディングにご支援・ご協力頂きまして誠にありがとうございました。皆様からお預かりしました、ご支援を活用させて頂き、札幌市に5部屋・月形町に5部屋、伴走型の支援付きの住宅を10部屋準備させて頂き、札幌市の5部屋に6名の方を受け入れさせて頂きました。6名の方それぞれが、安心・安全な暮らしを手に入れ、次のステップへ向け歩みはじめることができました。
コロナ禍がはじまり、1年以上が経過しました。コロナ禍で、孤立は益々深まり、元々困っていた人がより追い込まれ、新たに経済的に困窮しはじめた人など、ワクチン接種が終わったとしても、まだまだ苦しい状況は続くのではないかと考えています。コミュニティワーク研究実践センターでは「困りごとをみんなのことへ」を合言葉に活動をしています。これからも、ひとり一人の声に耳を傾けながら、出てきた声を皆様と共有し、みんなのことにしながら、一緒に解決していくことが出来れば幸いです。
コロナ禍により誰しもが苦しい状況の中で、200名を超す皆様からの応援があったことは本当に励まされました。3月末で一区切りですが、皆様からご支援いただき準備させて頂いたお部屋を活用しながら、ひとりでも多くの方が安心・安全な暮らしを回復できるよう活動していきます。今回ご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。
NPO法人コミュニティワーク研究実践センター
理事長 穴澤 義晴
はじめに…
札幌市では1990年代後半から、ボランティア団体によるホームレス支援が開始され、2000年代に入り、ボランティア団体によるシェルターの設置や生活支援住宅住宅が開始されました。現在は札幌市に2000戸以上生活支援住宅があるのではないかと言われていますが、その正確な数については把握されていません。コミュニティワーク研究実践センターでは、平成27年7月から札幌市内豊平区・白石区・中央区に生活支援付き住宅を設置。2020年4月の段階では借り上げていた、23部屋全てが満床となり、新たな受け入れが難しい状況でありました。そのため団体独自でクラウドファンディングを開始、受入れを開始しました。
私どもの法人では、住まいを失った方の相談を受けた時には、一旦シェルターに入所して頂きその後、居宅場所を設置する支援を行います。コロナ禍の中で、就職先が中々みつからず、入居された方や、長期間に渡り家族関係が非常に悪く、コロナの影響で自宅で過ごす時間が多くなり、家族関係が破綻し避難を必要とした方を受け入れなども行いました。コロナの影響が様々なところに表出してきているそんな印象を強く感じた10月でした。
プロジェクト概要① ~背景~
①新型コロナウイルス感染拡大の影響により、減収者・失業者が急増していた。
②ネットカフェや派遣の寮など、不安定な住みかた=「仮住まい」を余儀なくされている方々が、コロナ禍の前から大勢いた。
③「仮住まい」を余儀なくされていた方が、令和2年4月の緊急事態宣言により、居場所を追われた。
プロジェクト概要② ~実施状況~
①クラウドファンディング期間:2020年6月15日~2020年9月11日
②プロジェクト実施期間:2020年6月1日~2021年3月31日
③目標金額:10,000,000円
④支援総額:3,030,000円
⑤支援者:213名
⑥住居確保数:10屋
5部屋(札幌市)・現在改修中5部屋(月形町)
現在入居者数:6名(5世帯)※札幌市
2020年度生活支援付き住宅について
①本プロジェクト以前から設置していた生活支援付き住宅
23部屋 ※5月時点では満室
②仮住まいから本当の住まい(本プロジェクト)で新たに確保した生活支援付き住宅
10部屋(札幌5部屋・月形町5部屋)
札幌:5部屋/6名が入居中
③抱樸クラウドファンディングのパートナー団体として確保した生活支援付き住宅
10部屋(札幌市)/3名が入居中 ※4月1日に1名入居予定
⇒2020年度は、20部屋を増室した。※月形町の5室は改修後の稼働
写真
水道凍結
令和2年12月末から令和3年の1月初旬の寒波により、札幌市では水道凍結の事故が多発しました。私たちの管理する住宅でも6部屋で水道が凍結し浸水被害やボイラーの故障などが相次ぎまし
た
入居した方々の背景と現在の状況
| 代 | 性別 | シェルター利用 | 困窮のきっかけ | 障がい 手帳 | 入居時の就業状況 | 現在の状況 |
|---|
| 20代 | 男性 | 有 | 家賃滞納 | 有 | 就業中 | 就労中 |
| 20代 | 女性 | 有 | 家賃滞納 | 有 | A型利用 | 就労中 障がい年金 |
| 20代 | 男性 | 有 | 家族関係 | 無 | 無職 | 生活保護 障がい手帳の取得 取得について検討 |
| 50代 | 男性 | 有 | 失業 | 無 | 無職 | 就労中 |
| 50代 | 男性 | 無 | 失業・借金 | 無 | 無職 | 住宅確保給付金 失業保険 |
| 40代 | 男性 | 有 | 減収 | 無 | 就労中 | 就労中 |
| 50代 | 女性 | 有 | 失業 | 無 | 無職 | 生活保護 |
| 50代 | 男性 | 有 | 失業・家族関係 | 有 | 無職 | 生活保護 障がい年金申請中 |
| 50代 | 男性 | 有 | 家族関係 引きこもり | 無 | 無職 | 生活保護 障がい手帳の取得 取得について検討 |
お礼のメッセージ①
①20代男性
【状況】
家賃滞納で住まいを失い、2019年12月からシェルターを利用していましたが、
コロナ禍で対面での支援が遅れ、シェルター退所、1週間前になっても行き先が決
まらずいました。本プロジェクトについて紹介、利用開始となりました。入居期間
中何度か離職を繰り返しましたが、11月からは離職せず、現在も就労を継続して
います。
【メッセージ】
行き先が決まらず困っていましたが、このプロジェクトの話を聞き、是非利用させ
て欲しいとお願いしました。入居してからも何度も仕事を辞めてきましたが、それ
でも住まいを無くさずに済んだのはこのプロジェクトのおかげだと思います。11
月働きはじめた場所が自分にはすごくあっていて、今も仕事を続けています。いつ
か、子どもと一緒に暮らせるように頑張っていきたいと思います。
お礼のメッセージ②
②50代男性
【状況】
本州から学生寮で給仕・施設管理の仕事をするために来札。住込みで仕事をしてい
ましたが、コロナ感染拡大により大学の授業がオンラインに切替わり、実家に戻る
学生が増えたため解雇。シェルターを利用後、生活保護を申請し、今回確保した住
宅で暮らしはじめました。求職活動を熱心に行い、3月初旬に清掃の仕事がきまり
現在、自立に向けてお金を貯め始めています。
【メッセージ】
学生寮で食事づくりをする仕事についていましたがコロナの影響で学生がいなくな
り仕事を失いました。しばらくは貯金を崩しホテルで生活していましたが、貯金も
なくなり居場所を失いました。また、仕事探しもオンラインでの面接というところ
もあり、中々上手くいかないこともありましたが、皆様のおかげで、3月から仕事
に就くことができました。お金を貯めて次のステップを目指し頑張っていきます。
お礼のメッセージ③
③50代男性
【状況】
コロナの影響で失業。その後、派遣会社に登録し、工場などで働いてきましたが、
元々あった債務や住宅ローンの支払いが難しくなり、弁護士に相談。自宅が競売に
かかり、住まいを失う。仕事のある札幌市への転居を希望し、本プロジェクトを利
用。現在は、住宅確保給付金や失業保険を活用しながら就職活動をしている。
【メッセージ】
コロナ仕事を失い、家族とも疎遠になりました。借金もあり自宅が競売にかかると
いうところで弁護士さんから紹介されて、このプロジェクトについて知りました。
2月から暮らし始めたので、生活環境を整えつつ、仕事探しをはじめています。
部屋には家具家電もあり、入居審査などもなく、本当にありがとうございます。
決算の状況(2021年3月23日時点※4)
| 仮住まいから本当の住まいへ(クラウドファンディング) | 村上財団 | |
|---|---|---|
| 1、収入 | 4,085,000※1 | 3,025,000 |
| 2、支出内訳 | ||
| ①人件費 | 315,000 | 1,060,818 |
| 通信費 | 22,818 | 0 |
| リース料 | 253,660 | 46,110 |
| 地代家賃 | 845,500 | 0 |
| 保険料 | 15,000 | 0 |
| 消耗品費 | 678,760 | 321,282 |
| 支払手数料 | 336,710 | 990 |
| 委託料 | 0 | 30,000 |
| 旅費交通費 | 84,955 | 0 |
| 水道光熱費 | 100,040 | 18,060 |
| 車両燃料費 | 18,041 | 1,552 |
| 賃借料 | 7,066 | 15,069 |
| 外注費 | 198,000 | 0 |
| 雑費 | 81,003 | 0 |
| 修繕費 | 0 | 210,100 |
| 減価償却費 | 137,500 | 0 |
| 支出合計 | 3,094,053 | 1,703,981 |
| 収支差額 | 990,947※2 | 1,321,019※3 |
※1クラウドファンディング終了後も寄付を105万円頂きました。
※2収支差額の990,947円は月形町の5部屋の改修費用に充てさせて頂きます。
※3村上財団様からの寄付は、水道凍結が発生した部屋の修繕費等に充てさせて頂きます。
※4月形町の5部屋改修後、レディフォーのプロジェクトページで報告させて頂きます。
今後の展望
①元々、生活に困窮していた人が、コロナ禍で一層追い込まれ、居場所を失った。
一方コロナ禍で新たに経済的に困窮し始めた人が大勢いる。その支援策が徐々に切れつつあるため、今後ますます本プロジェクトの重要性は増すものと思われます。
②サブリース型の生活支援付き住宅に対する国の支援が拡充傾向にあるため、その支援費なども活用しながら生活支援付き住宅を運営していきます。
③国の制度には、要件があり、どうしてもこぼれ落ちる人がでる。今回のような沢山の方々から支援や応援を頂いての事業は、今後も必要だと考えています。
④法人として継続的に寄付を募る仕組みを整えていき、②・③を両輪として考えていきます。
寄付の募集
●「脱仮住まい」プロジェクト
本プロジェクトを継続していくための寄付を募集しています。
●K・HOMEプロジェクト
令和3年4月1日から札幌市東区にアパートを一棟借りし、新たに10部屋生活支援付き住宅を開設します。K・HOMEプロジェクトでは共同リビングを設置し、放送部・給食部・図書部・レク部など、入居された方が「日常的な役割」を持つ部活動なども行う予定です。(現在、改修中のため受け入れは開始は6月1日から予定しています)
【振り込み先】
①名義:特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センター
②銀行:北海道銀行 札幌駅北口支店 ③口座:普通 1162635
※振込人名義の後ろに、応援したいプロジェクト名を記載して下さい。
資料
~月形町の新規物件~
